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2013年2月 2日 (土)

世界を、こんなふうに見てごらん

昨日は、実家の方まで出かけたので、行き帰りの電車の中で、のんびり読書。
時々、うとうとして、寝不足も解消(!?) ^^
東海道線に乗っていると、何だか落ち着きます。
 
昨日読んでいたのは、こちら。

                 
 
『世界を、こんなふうに見てごらん』 日高敏隆(集英社文庫) 
 
世界を、こんなふうに見てごらん。
この本を、これからの少年少女と大人に贈る。
人間や動物をみるときの
ぼくなりのヒントをまとめたものだ。
生きているとはどういうことか、
豊かな見方をするといいと思う。
 (帯に書かれていた言葉) 

 
私は、かなり文系人間なので、理系の人の書く文章や、視点には、はっとさせられることが多いのです。
毎日のように目にする、当たり前になってしまっている光景。
そこに在るのに、気づいてさえいないものの存在。
ここにいながら、見るべきものが、私にはまだまだたくさんあるな~などと思いながら読んでいました♪
 
自分の「なぜ」を大切にあたため続ければいいと思う。
 
真理があると思っているよりは、みなイリュージョンなのだと思い、そのつもりで世界を眺めてごらんなさい。
 
近い将来、人類はほんとうに無重力空間に出ていく。
ならばその精神もまた同じように、絶対のよりどころのない状態をよしとできるように成長することが大切ではないだろうか。
それはとても不安定だけれど、それでこそ、生きていくことが楽しくなるのではないだろうか。
 

などなど。
心に残る言葉にもたくさん出会いました。

「なぜ」を大切にする…。いい言葉ですね♪
すぐに答えを知ろうと思わず、行ったり来たりして考え続けてみる。
なかなか答えの見つからない「なぜ」を、心の片隅にそっと置いておく。
そんな風にして過ごすのも悪くないな…と感じています confident

日高敏隆さんは、2009年に亡くなられているので、この本のあとがきは、研究室を引きつがれた方が書かれています。
亡くなる数週間前に、ご自分の体の機能が低下している中で感じられたことを、何とか文字に書き残そうとされたらしいというお話には、心打たれました。
 
折に触れ、読み返してみたい本が1冊増えました。 
  

ついでに、本つながりで…。

Dscn7664001講談社文庫カバーの折り返し部分についているマークを集めて、特製ブックカバーをもらいました♪
年末に送ったので、いつ届くのかな~と心待ちにしていたのです。 
 
レザー風のムーミン柄と、デニム地のスナフキン柄。
とっても気に入っています。
 
 
 
 
もうひとつ、本つながりで…。(強引 ^^; )
 
先月、 ららら♪クラシックの公開収録を観に行った帰りに、偶然、憧れの人にお会いしたときのこと heart04
こんな会話を…。
 
「電子書籍って読んだことあります?」
「まだ無いんです」
「僕も無いんだよね」
「えっ、そうなんですか?」(意外だったのです…)
「そろそろ、1冊通して読んでみないといけないなとは思っているんだけど」
「周りで読んでいる人は、辞書機能もついていて、便利だと言っている人もいますけれど…」
「あ~。でも、登場人物の名前を忘れちゃったりしたとき、戻るの不便みたいだよ」
「紙の本だと、だいたいこの辺で出てきた…と、わかりますものね」
 
何だか今思い返すと、こんな風に普通に会話していたことが不思議でなりません。

ということで、その会話を機に、電子書籍初挑戦。Img_7862
…と言っても、電子書籍用の端末を購入するほどの気持ちはまだなくて…。 
 
ひょんなことから、昨年末我が家にやってきた、iPad mini に、電子書籍を読むことの出来るアプリを落として、読んでみました♪
 
感想は…。
やはり、私は、まだまだ紙の本派。
紙であろうと、電子版であろうと、ストーリーに変わりはないのですが。どうしても、紙の本の方がしっくりくるというか、温度を感じられるというか。
もちろん、電子書籍ならではの良さがあるのはわかるのですが…。
慣れたら、また感想も変わるのかな…と思いつつ。
時に、開いてみたりしています ^^
     

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コメント

penこの世に〝絶対〟は無い。「なぜ」を大切にする。
とてもいい言葉だと、私も思います。子供の頃は、誰しもこうだったのでしょう。
その心を持ち続けることが、人生を素敵にしてくれるのかも知れません。風音さんの日々は、まさにその通りなのではないですか。

ただ、電子書籍はどうも馴染めません。本はやはり〝紙〟の書籍でゆっくり読みたいものです。
今回の芥川賞・直木賞の作品も、苦労して初版本を入手(3冊共)しました。お笑い下さい・・・。


「世界は一冊の本」   長田 弘

本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。

書かれた文字だけが本ではない。
日の光、星の瞬き、鳥の声、
川の音だって、本なのだ。

ブナの林の静けさも、
ハナミズキの白い花々も、
おおきな孤独なケヤキの木も、本だ。

本でないものはない。
世界というのは開かれた本で、
その本は見えない言葉で書かれている。

ウルムチ、メッシナ、トンブクトゥ、
地図のうえの一点でしかない
遥かな国々の遥かな街々も、本だ。

そこに住む人びとの本が、街だ。
自由な雑踏が、本だ。
夜の窓の明かりの一つ一つが、本だ。

シカゴの先物市場の数字も、本だ。
ネフド砂漠の砂あらしも、本だ。
マヤの雨の神の閉じた二つの眼も、本だ。

人生という本を、人は胸に抱いている。
一個の人間は一冊の本なのだ。
記憶をなくした老人の表情も、本だ。

草原、雲、そして風。
黙って死んでゆくガゼルもヌーも、本だ。
権威をもたない尊厳が、すべてだ。

200億光年のなかの小さな星。
どんなことでもない。生きるとは、
<考えることができる>ということだ。

本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。

☆道草さんへ
 
こんにちは。

こちらは、昨日は南風が、今日は北風が吹き、気温差も10度近くあります!

日高敏隆さんの本は、今までも何冊か読んでいるのですが、今回の本は特に、心に残りました。
京都大学の先生をされていたので、長い間、京都にお住まいだったようです。

道草さんは、芥川賞・直木賞の初版本を集めていらっしゃるのですね♪
私の父も、毎年、芥川賞・直木賞作品を購入していました。
全て読んでいたかは、不明ですけれど ^^

最近、本が売れなくなっていますから、初版本で終わってしまう作品も増えているのでしょうね…。
今年に入ってから、初めて電子書籍を読んでみて、こんなにも多くの作品が電子化されていることに驚かされました。
私も、道草さん同様、紙の本派からは抜け出せそうもありません。

素敵な詩をありがとうございました♪
    

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