この底知れぬ悲しみを抱え、私はこれからも希望をもって生きていけるのだろうか。(中略)宙ぶらりんのままに生き、本当の人生が戻ってくるのをひたすら待っていられたらどんなにいいか。でもこれがいまの私の本当の人生なのだ。人生とは予告なしに突然変化するもの。それも人のうらやむような変化とはかぎらない。これもまた生きるということの思いもよらない冒険の一つなのだ。風変わりなこの青い惑星で、壮大な夢をもつ、頭でっかちの二足動物として生きるということの。
「これもまた冒険」。私は幾度となく自分につぶやいた。「これもまた冒険」。マントラのようにくり返し声に出した。子どもだましに聞こえることもあったが、ときには悲しみに浸る心に沁みわたる理解という香油にもなった。挫いた心を癒してくれる透明な塗り薬。希望のように、あるいは信仰のように。

『愛のための100の名前』 ダイアン・アッカーマン より
 

自分に優しくすること。そして、人と違っている自分を楽しもう。人と違うことをやり、人と違う価値観を持ち、人と違った生き方をするのはすてきなことだ。
  
『夢をかなえる本』 パット・パルマー より
  

一度描いた絵が失敗だと感じたら、その上に塗りなおせばいい。消す必要も、リセットする必要もない。その上に新しいものを重ねるだけでいいんだ。 何回もやり直すと、前の色を含んだ複雑な風合いが出てくる。下に塗った色があってこその風合いだ。

『恋する力』 藤本ひとみ より

確かなものはなにもなく、変わってゆかないものもなにもない。どんな錨をどこに下ろすのか、いつ引き上げて旅立つのか、そのタイミングだけが私にはかれることだ
  
『サーカスナイト』 よしもとばなな より
 

かつて日本人は、「かなし」を、「悲し」とだけでなく、「愛し」あるいは「美し」とすら書いて「かなし」と読んだ。悲しみにはいつも、愛しむ心が生きていて、そこには美としか呼ぶことができない何かが宿っているというのである。(中略)
人生には悲しみを通じてしか開かない扉がある。悲しむ者は、新しい生の幕開けに立ち会っているのかもしれない。
 
『悲しみの秘義』 若松英輔 より
 

一つの心が壊れるのをとめられるなら
わたしの人生だって無駄ではないだろう
一つのいのちの痛みを癒せるなら
一つの苦しみを静められるなら
 
一羽の弱ったコマツグミを
もう一度、巣に戻してやれるなら
わたしの人生だって無駄ではないだろう
 
(詩:エミリ・ディキンスン)
『エミリ・ディキンスン家のネズミ』 エリザベス・スパイアーズ(長田弘 訳)より
   

落ち込んでいても、ハッピーな気分に酔っていても、そんなこととは関係なく、時は自然界の法則通りに動いている。このことの有り難さ。木を知り、花を知り、空の名前を知ることによって、心の領域が広がる。このことの素晴らしさ。

『夢を叶えるための場所』 早川暢子より

この世界には、ただのありふれたものなんて、ひとつもないよ。だって、世界にあるものはみんな、大きな謎の小さなかけらなんだもの。きみとぼくもそうだよ。ぼくたちは、だれにも解けない謎なんだ

『ハロー?』 ヨースタイン・ゴルデル より

ゆっくりと寄り道をすればいい。道草の途中には、きっと小さな幸せが落ちています。それを自分の手で拾い集めていくこと。(中略) あなたの道は、決して一本ではありません。

河合隼雄(PHP2006年7月臨時増刊号『わたしの幸福論』の中の言葉)

わたしたちが犯してしまう失敗は、最初に幸福を手に入れる努力をしないことです。幸福を第一の目標にすれば、ほかはすべて後についてくるでしょう。

『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる』 ディーパック・チョプラ より

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